AWSの請求書(インボイス)をダウンロードする方法

Billing and Cost Managementコンソールで「Bills」を開き、「Billing period」で月を選んで「Invoices」タブの「Invoice ID」をクリックすると、請求書をPDFで表示・保存できます。請求書が発行されるのは、その月のステータスが「Issued」になってからです。

約5分2026年10月18日 確認

要点

  • 手順:Billing and Cost Management →「Bills」→「Billing period」で月を選択 →「Invoices」タブ →「Invoice ID」をクリック(PDF)。
  • 日本のアカウントの請求書は主にアマゾンウェブサービスジャパン合同会社(AWSジャパン)が発行し、請求書下部に適格請求書発行事業者の登録番号(AWSジャパンはT6011001106696)が記載されます。
  • IAMユーザーで見るには、ルートユーザーが「Activate IAM access」をオンにし、AWSBillingReadOnlyAccessなどの請求用ポリシーを付ける必要があります。
  • メールで受け取るには「Billing preferences」→「Invoice delivery preferences」で「PDF invoices delivery by email」をオンにします。

始める前に

  • ルートユーザー、または請求の権限を持つIAMユーザー・ロール(手順2を参照)
  • ステータスが「Issued」になった月
  • AWS Organizationsを使っている場合は、請求書を受け取る管理アカウントへのアクセス

1か月分の請求書をダウンロードする

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    Billing and Cost Managementを開く

    AWSマネジメントコンソールにサインインし、Billing and Cost Managementコンソールを開きます。

    console.aws.amazon.com/costmanagement

    日本語表示のコンソールではメニュー名が日本語で表示されます。このページでは英語表示の名前で記載しています。

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    「Bills」で月を選ぶ

    ナビゲーションペインで「Bills」を選び、「Billing period」で月を選びます。「AWS bill summary」でステータスが「Issued」になっているか確認します。「Pending」の月は見込み額のみの表示です。

    AWSジャパンのFAQでは、通常の月額利用分の請求書は利用月の翌月4日ごろに発行されるとされています。

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    「Invoices」タブを開く

    その月に取引したサービスプロバイダーごとの請求書が、料金タイプ、請求日、金額とともに一覧表示されます。AWS Marketplaceで購入した分もここに表示されます。

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    「Invoice ID」をクリックする

    「Invoice ID」をクリックするとPDFを表示・ダウンロードできます。請求書の横にある3点メニューから「Download invoice」を選ぶ方法もあります。

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    補足書類を確認する

    販売者が税務上の請求書や補足書類を発行している場合は、「Tax Invoices and Supplemental Documents」に別に表示されます。「Document ID」をクリックしてダウンロードします。

    すべての販売者がこの欄に書類を出すわけではありません。

IAMユーザー・ロールに請求書を見せる

IAMユーザーとロールは、請求用のポリシーが付いていても初期状態では請求コンソールに入れません。次の2つが両方必要です。

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    IAMアクセスを有効にする(ルートユーザー、初回のみ)

    ルートユーザーでサインインし、「Account」ページを開きます。「IAM user and role access to Billing information」で「Edit」を選び、「Activate IAM access」にチェックを入れて「Update」を選びます。

    console.aws.amazon.com/billing/home

    AWS Organizationsではアカウントごとの設定です。組織内で作成したメンバーアカウントは最初から有効になっています。

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    請求用のポリシーを付ける

    ユーザーまたはロールに請求ページを見られるポリシーを付けます。AWS管理ポリシーのAWSBillingReadOnlyAccessには、請求の閲覧と請求書のダウンロードの権限が含まれています。独自のポリシーを作る場合、請求書に関するアクションは次のとおりです。

    invoicing:ListInvoiceSummaries, invoicing:GetInvoicePDF

    古いポリシーではaws-portal:ViewBillingが使われていることがあります。AWSはaws-portalのアクションをきめ細かいアクションに置き換えており、追加すべきアクションは対応表で確認できます。

請求書PDFをメールで受け取る

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    「Billing preferences」を開く

    ナビゲーションペインで「Billing preferences」を選び、「Invoice delivery preferences」の「Edit」を選びます。

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    PDFのメール送付をオンにする

    「PDF invoices delivery by email」にチェックを入れて「Update」を選びます。請求書は、ルートユーザーのメールアドレス、「Payment preferences」ページの請求連絡先、「Account」ページの代替請求連絡先に届きます。

    「Payment preferences」に請求連絡先を設定すると、ルートユーザーにはPDF請求書のメールが届かなくなります。

複数月分をまとめて取得する

「Bills」ページは1か月ずつの表示です。1年分などをまとめて集めるなら、「Payments」ページかAWS CLIが便利です。

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    「Payments」→「Transactions」を使う

    「Payments」を選び、「Transactions」タブを開きます。請求書、支払い、返金、クレジットメモが1つの表にまとまっています。請求書IDをクリックするとPDFを取得でき、「Download」→「Download CSV」で一覧を書き出せます。

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    AWS CLIで請求書の一覧を取る

    請求期間(月)ごとに請求書の一覧を取得します。結果には請求書ID、発行元の法人、金額が含まれます。

    aws invoicing list-invoice-summaries --selector ResourceType=ACCOUNT_ID,Value=123456789012 --filter "BillingPeriod={Month=9,Year=2026}"
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    請求書ごとにPDFを取得する

    コマンドを実行すると、PDFをダウンロードできる署名付きURL(DocumentUrl)と補足書類のURLが返ります。URLには有効期限があるので、すぐにダウンロードしてください。

    aws invoicing get-invoice-pdf --invoice-id INVOICE_ID

    実行するユーザーにはinvoicing:ListInvoiceSummariesとinvoicing:GetInvoicePDFの権限が必要です。

請求の概要、請求書、補足書類の違い

「Bills」ページの概要は、月が締まって最終金額が確定するまでは請求書ではありません。請求書は月末に、または全額前払いのリザーブドインスタンスのような一回限りの購入時に、販売者ごとに発行されるPDFです。クレジットカード払いの場合は、請求書の発行時にカードに請求されます。

書類場所内容
請求の概要「Bills」ページその月の見込み額(「Pending」)または確定額(「Issued」)
請求書(PDF)「Bills」→「Invoices」→「Invoice ID」販売者ごとの請求書。AWS Marketplace分も含む
補足書類「Tax Invoices and Supplemental Documents」→「Document ID」一部の販売者のみ発行。対応する請求書にひも付く
クレジットメモ「Payments」→「Transactions」承認された返金・クレジット。以前の請求書と相殺

日本の適格請求書(インボイス制度)と円建て請求

日本に所在するアカウントのAWSクラウドサービスの販売者は、2022年2月1日からアマゾンウェブサービスジャパン合同会社(AWSジャパン)です(請求書払いのアカウントは2021年11月1日から)。アカウントの所在地は、税設定や請求先・連絡先の住所から判定されます。自分の販売者は「Payment preferences」の「Service provider」、または「Tax settings」の「Seller」列で確認できます。

支払通貨を変更していなければAWSジャパン分は円で支払い、クレジットカード払いは円のみです(米ドルを選べるのは請求書払いのお客様)。請求書には消費税が含まれます。

適格請求書発行事業者の登録番号は、AWSジャパンがT6011001106696、Amazon Web Services, Inc.がT9700150104216です。番号は各請求書下部のフッターにグレーの文字で記載されています。AWSジャパンの番号は国税庁の適格請求書発行事業者公表サイトでも確認できます。適格請求書はコンソールから各自でダウンロードする形です。

AWS Marketplace・Amazon Bedrockの請求書

AWS Marketplaceでは、2025年4月1日以降、AWSジャパンが取り扱う対象製品について、AWSジャパン名義の適格請求書が発行されます。一方、AWSやAmazon関連会社が販売する製品や、Amazon Bedrockで提供されるAnthropic・OpenAIのモデルなどはAWS Inc.の請求書になります。同じ月に発行元の違う請求書が複数あるのはこのためです。Bedrock経由の取引の扱いは2026年にも変わっているので、詳しくはAWSの適格請求書FAQで確認してください。

仕入税額控除の扱いや、PDFで受け取った請求書の保存方法(電子帳簿保存法への対応を含む)は状況によって異なるため、税理士に確認してください。

AWS Organizationsで請求書を受け取るのは誰か

管理アカウントがすべてのメンバーアカウントの料金を支払い、請求書を受け取ります(販売者ごとに1通)。管理アカウントでサインインし、「Bills」の「Charges by account」タブでメンバーアカウントごとの利用額を確認できます。メンバーアカウント内に表示される請求は参考情報です。

部署ごとに請求書を分けたい場合は、請求書ユニット(Invoice units、請求書設定の機能)を使うと、アカウントのグループごとに別の請求書を受け取れます。請求の移管(billing transfer)を使っている組織では、請求書は移管先のアカウントに届きます。

Paidwhere

12か月分のPDFを1つの表に

1年分のAWS請求書をダウンロードしたら、無料の請求書PDF→CSV変換ですぐに表にできます。ブラウザ内で動くので、ファイルはパソコンの外に出ません。

近日公開のPaidwhere(Mac・Windows)は、有料プランでダウンロードフォルダを見守り、新しい請求書を日付_取引先_金額の名前に変えて月別フォルダに整理し、ドル建ての金額は請求日の為替レートで換算して台帳に記録します。

よくある質問

AWSの請求書に登録番号が見当たりません。
登録番号は各請求書の下部のフッターにグレーの文字で記載されています。AWSジャパン発行分はT6011001106696、Amazon Web Services, Inc.発行分はT9700150104216です。どの法人の請求書かは、請求書の発行元や「Tax settings」の「Seller」列で確認できます。
クレジットカード払いでも請求書はもらえますか。
はい。支払い方法にかかわらず、毎月の利用分と一回限りの購入ごとに請求書PDFが発行され、「Bills」ページからダウンロードできます。カード払いの場合は、請求書の発行時にカードに請求されます。AWSジャパンの請求ではカード払いは円建てです。
複数月の請求書をまとめてダウンロードできますか。
コンソールでは請求書ごとに1つずつPDFを取得します。「Payments」→「Transactions」タブにすべての請求書が1つの表にまとまっているので、複数月分を集めるときに便利です。自動化するならAWS CLIのlist-invoice-summariesとget-invoice-pdfを使います。
IAMユーザーでログインすると請求書が見られません。
まず、その月が「Pending」でないか確認してください。次に、ルートユーザーが「Account」ページで「Activate IAM access」をオンにしているか、自分のユーザーにAWSBillingReadOnlyAccessなどの請求用ポリシーが付いているかを確認します。AWS Organizationsでは請求書は管理アカウントにあります。
請求書の宛名を会社名に変えたいです。
「Tax settings」で法人名と登録番号を登録します。発行済みの請求書は、「Invoices」タブの3点メニューから「Update company and address for account」を選び、「Update and reprocess」で再発行します。

参照した公式情報

以下の公式ページと照らし合わせて確認した内容です。メニュー名は変わることがあるので、画面が違う場合は元のページをご確認ください。

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